日本サッカー協会は3日、女子サッカーで初めてのプロリーグとなる「WEリーグ」を創設、2021年秋から開幕する発表した。現状のなでしこリーグの上位に位置づけ、6～10チームでスタート。秋に開幕して春に終えるシーズン制とする。参入クラブは職員の50%を女性とし、役員の少なくとも1人を女性をすることを条件とするなど、女性の社会参画を促す仕組みを盛り込んだ。
オンラインで記者会見し、WEリーグ発足を発表する日本サッカー協会の田嶋幸三会長=3日
リーグ名の「WE」にはウィメン（女性）とエンパワーメント（権能を与えること）の略で、新リーグが女性の活躍の場を増やすことを目指す。
「大きく社会が変わるチャンスの今だからこそ、踏み切るべきだと決断した。サッカーのフィールドから社会を変えていきたい」と、日本サッカー協会の田嶋幸三会長は意気込みを述べた。
女性であれば、Jリーグの監督に必要なS級ライセンスを受講中の段階でもチームの監督を務められる。将来的には監督は女性を条件とすることを視野に入れる。
開幕から数年は降格を実施せず、チーム数を徐々に広げる計画。佐々木則夫・女子プロリーグ設立準備室長によれば、30近いクラブから参入の仮申請が届け出られた。
現状のなでしこリーグの多くのクラブは、プロ契約選手と兼業選手が混合しているが、新リーグでは計15名以上の選手とプロ契約を結ぶことを求めていく。
佐々木設立準備室長は「スタート時は1試合あたり5千人規模の観客動員を目指す。女性の多様な生き方と可能性を解き放てるリーグをつくりたい」と話した。
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June 03, 2020 at 02:57PM
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女子サッカープロリーグ「WEリーグ」 21年開始へ - 日本経済新聞
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