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J3福島の本拠地、雨の日は「田んぼサッカー」…改修めど立たず - 読売新聞

 サッカーJ3・福島ユナイテッドFCの本拠地、「とうほう・みんなのスタジアム」(福島市)のピッチの芝の状態が悪く、プレーに悪影響を及ぼしている。施設を管理する県が3年前に芝を張り替える際、下層の土ごと入れ替える必要があったのに、コスト高を理由に見送ったためだ。今から改修すると約3億円かかるが、県は「今のところ着手のめどは立っていない」としている。(高田彬)

 スタジアムの芝はあちこちで剥がれ、茶色の土が見えている。水はけも悪く、雨の日はところどころ泥状態になる。サポーターからはSNSなどで「まるで田んぼサッカー」「アウェーの方が良いプレーを見られる」と揶揄やゆされる始末だ。ピッチを管理する県都市公園・緑化協会は「芝の手入れは続けているが、抜本的な改善は難しい」という。

 状態が最もひどかったのは昨年の秋で、「選手がけがをする恐れがある」としてリーグ戦2試合の会場が変更された。このため、ホームゲームにもかかわらずJヴィレッジでの試合を余儀なくされた。当時に比べると多少は改善しているが、竹鼻快ゼネラルマネジャー(44)は「パスをつなぐチームとしてピッチの状態は重要。何より対戦相手に申し訳ない」と語る。

 芝の張り替えは2017年2~3月。冬に枯れるタイプの「高麗芝」から、Jリーグの基準に適合する常緑の「西洋芝」に変更した。西洋芝は寒さに強いうえ、生育が速く回復力もある。

 ただ、西洋芝の場合、土の層は水はけのいい「川砂」が適している。工事では、元々あった保水性の高い「山砂」を入れ替えなかったため、芝が次第に根腐れを起こしたとみられる。

 県地域政策課によると、当時、土ごと入れ替える方法と、土壌改良材を投入して土自体はほとんど入れ替えない方法の2案が別々の業者から提案されたという。予算はそれぞれ約1億5000万円、約9000万円で、安い方の案を採用した。

 同課の担当者は「水はけの重要性は認識していたが、土壌改良材で十分だと考えた。土ごと入れ替えるべきだった」と判断ミスを認めている。抜本的な解決にはより深い層まで土を入れ替えなければならず、当時の倍の予算を見込む。

 スタジアムはこのほか、22年6月までにJリーグ基準で定める照明設備も必要で、芝とは別に約10億円の工事費がかかる。県は、照明と芝の改修を一体で整備できないか検討中で、国の補助金の申請を模索するほか、ホームタウンとしてチームを支援する福島市にも資金協力を仰ぐ考えだ。

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November 15, 2020 at 07:38AM
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