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【サッカーコラム】コーブ・ランブラーズから学ぶ社会の中のサッカー - サンケイスポーツ

コーブ・ランブラーズのエンブレム

コーブ・ランブラーズのエンブレム【拡大】

 【No Ball、 No Life】2週間ほど前に、紙面で「#FootballClubChallenge」というハッシュタグを取り上げた。主にツイッターで拡散し、各クラブがエンブレム、スタジアム、ファン、選手の計4枚の写真を投稿し、自分たちを紹介。次のクラブを指名して「パス」を出す、といったものだった。

 筆者がそれに気づいたのは日本で横浜F・マリノスやレノファ山口が投稿した4月上旬ごろだったが、指名された元をどんどんとたどっていくうちに、それが3月末にコーブ・ランブラーズというアイルランド2部相当のクラブから始まっていたことに驚いた。ダメもとでメッセージを送ってみると、約30分で返信がきてさらに驚いた。

 ハッシュタグが世界中に拡散されたことへの興奮はぜひ元の記事で読んでほしいが、やりとりをしてみると、やはりアイルランドも新型コロナウイルスへの対策の真っただ中だった。自宅から半径2キロ以内の外出は禁じられて、クラブハウスも当然封鎖。3月開幕のリーグは6月19日の再開を目指しているが…という、難しい状況も教えてくれた。

 そんな状況下で、所属する選手やスタッフは社会貢献を惜しまない。場所を選ばないバーチャルマラソンのリレーを通じて、高齢者を支援するチャリティー団体への募金活動を進めていた。「残念なことに、私たちにできることは多くありませんが、その中でもできることに全力で取り組んでいます」。長くコーブというアイルランド・コーツ州南海岸の町クラブとして、リーグに所属せずに活動していたこのクラブからは、グローバルなハッシュタグの盛り上がりだけでなく、ローカルな結びつきの強さ、それにクラブと社会との関わりも感じられた。

 日本でも公式戦の再開が白紙となるなか、4月3日に開かれたJリーグ・NPB合同の新型コロナウイルス対策連絡会議では「日本を代表する2つのスポーツ界が、社会に対する責任を果たさないといけない」という話があった。もし活動を再開するなら、その意義はなにか。どうすれば社会の合意を得られるのか。再開後のサッカーやクラブは、社会のなかでどんな存在になるのか。もちろん、その問いは自分にも向いているだろう。外出自粛の部屋の中で思いがけず知ったアイルランドの町クラブからは、そんなことを学ぶ機会ももらった。(邨田直人)

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April 16, 2020 at 12:10PM
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