2020年05月05日07時39分
「東京五輪は非常に出たい」と話すＣ大阪の西川＝３月２６日、大阪市の舞洲グラウンド
１年延期となった東京五輪。サッカー男子は、原則Ｕ２３（２３歳以下）の年齢制限が１歳引き上げられる見通しで、代表争いは仕切り直しとなる。来夏を見据える若手を取り上げる。
◇期待の新人
Ｊ１、Ｃ大阪の期待の新人は、五輪延期を冷静に捉えた。ＭＦ西川潤（１８）は「１年先であろうと、まずはこのセレッソでアピールすることが大前提。そうしないと、チャンスには絡めない」と足元を見詰める。
Ｃ大阪のロティーナ監督が「質は間違いない」と絶賛する逸材だ。神奈川・桐光学園高３年時の昨年、Ｃ大阪の特別指定選手としてプロの公式戦デビュー。Ｕ２０（２０歳以下）とＵ１７（１７歳以下）の世代別Ｗ杯にも出場し、世界にもまれた。名門バルセロナ（スペイン）が獲得に動いたとも伝えられた。
五輪世代の現Ｕ２３代表でまだ実績はないが、本番が１年延びたことで可能性は膨らむ。Ｊの舞台で存在感を示すために何をすべきか。本人は「守備のポジショニング、攻めの迫力。チーム戦術の理解を深めることを意識したい」。課題を明確に認識している。
それだけに、コロナ禍で出はなをくじかれた感はある。チームは活動休止を余儀なくされ、西川も自宅待機が続く。「家にも大好きなサッカーを持ち込む」と自分のチームをつくってサッカーゲームに興じ、映像で海外のプレーを見ることも多いが、もどかしい毎日だろう。
「五輪は自分が成長する上で大事な大会。非常に出たい」。コロナが収束に向かい、ピッチを縦横無尽に走れるようになったら、その思いをぶつける。 
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May 05, 2020 at 05:46AM
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足元見詰める１８歳 バルサも注目の西川―五輪サッカー・雌伏の若武者 - 時事通信ニュース
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